小中学校のとき、何クラブだった?
部活じゃなくて、クラブ。時間割の中にちゃんと入ってて、水曜日の6時間目、とか。手芸クラブ、スポーツクラブ、工作クラブ、音楽クラブ、とか。楽しかったよね。
はっさく
でも、どんなクラブも「農産加工クラブ」にはかなわないよ!農産加工クラブ最高!
いちばん楽しかったのは、中学の時の「農産加工クラブ」だね。今日はその話をするね。
「農産加工」・・・農家が昔、家でしていた農産物の加工をやってみるクラブなの。受け持ちの、池上先生の技と知識なくしてはあり得なかったクラブです。先生ほんとうにありがとうね!
池上先生はちょっとおじいちゃんの、数学の先生でした。授業も楽しかった!
まずは豆腐を作ったよ
どんなことをするのかな?って調理室に集まった私たち。農産加工クラブの部室は調理室だった。
確かに調理室が必要だった。
最初の活動は「豆腐作り」でした!
大豆をふやかしてすりつぶした、真っ白な液体。「呉汁(ごじる)」というんだそうです。ここまでは池上先生が準備してくれてたよ。
呉汁を鍋で火にかけて、みんなで交代で焦げないように木べらでかき混ぜる。
細かいところは忘れちゃったんだけど、そのあとたぶん濾して、おからと豆乳に分ける。豆乳のほうに「にがり」を加えて混ぜる。そうすると、固まってきてお豆腐になっていく!
「にがり」は塩から染み出す水だよ、って教わった気がする。
出来たてのお豆腐って、初めて食べたよ!
「醤油を職員室から借りてこい!」「はーい!」
味見していい?食べてみ?って、みんなでもう、次々に試食。なんか、特別においしかったの覚えてる。だって、柔らかいんだよ!出来たてホヤホヤよ。
こうして、理科の実験と調理実習がいっしょになったような、楽しいクラブが始まったのでした。