50代の反省と現状と小さな決意

見た聞いた思った

もうすぐ還暦、サラリーマン生活もあとわずかになったな・・・って思ったら頭の中に走馬灯が走った。

これまで、富士山に登った。屋久島の縄文杉にも行った。イギリスじゅうを2ヶ月半、旅行して歩いた。オーストラリアに行った。ニュージーランドに行った。いっぱい仕事したし、ちょっとは恋もした。

それなりにまあまあ・・・と納得しかけて、いや、まてよ。

これ全部、20代の話じゃん。 

私いったい、その後 何してたのよ、今まで?

はっさく
はっさく

ええと・・・50代、ファイナンシャルプランナー1級と宅建を取りました(^_^;)

それだけ?

何やってたんだろ?結婚してから。30代から。30年も。体力も気力もある、人生の真ん中のいちばんおいしいところを。

はっさく
はっさく

さ、30代から40代は子供を育てて・・・

・・・いや、育てたのか?

仕事が多くて、毎日毎日帰りが遅くて、土曜も日曜も出勤して、子供の面倒なんてろくにみてなかったんじゃないの?

私の時間はみんな仕事に使ってなかったか!?このクソくだらない、仕事によ?

いま、50代後半。サラリーマン生活も終盤。

残念ですが、会社での今の私の立場は微妙。

これまで馬車馬のように、そうとう無理して、プライベートを犠牲にして働いてきた自負はあるけど、時代は変わって、気がついたら無用の旧式機械のような立場になっていました。邪魔だけどお情けで撤去されてない、みたいな。大きくて重くて仕事も遅い。部品がダメになっても、もう在庫ありませーん、ってメーカーに言われる、あれ。

たいした甲斐もない仕事に人生を浪費した、無駄にしたっていうのはやっぱり悲しいから、自分を騙すストーリーを作りがち。「かけがえのない経験をしました」「苦しいこともありましたが、楽しかった」とか。

ホントかよ。空っぽだったんだろ。長時間労働におぼれて甘えて、何にもしないで何十年もいたんだろ。

はっさく
はっさく

・・・はい、そうです。

そしたらさ、・・・人生の最後くらいは精一杯生きたい。私、がんにもなっちゃったし。

家片付けて、庭に手を入れて、ごはんを作って、家族と話したい。

子供のころから好きだったことを思い出して、本来の自分に戻りたい。絵を描いて、本を読んで、何か書いて、縫ったりリメイクしたりして、ドラマを見て感動したい。誰かの役にたちたい。人間らしく、生々しく、思いっきり生きたい。

すごいことはできないけど、私、これからはやるぞ。すごくなさ過ぎて、ささやかすぎて、他の人には気づかれないかもしれないけど。

これからは、やるぞ。

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