麦から水飴を作ったよ!
ある日、池上先生は言った。
「次回は水飴を作る。準備があるので、来週!」
麦の芽から作るんだって!砂糖は使わないんだって。
「麦は芽を出すとき、甘みを作るんだ。麦芽糖っていうんだよ」えーっ、麦芽糖って本物の麦の芽なんだー!
濡らしたムシロに麦をまいて、芽をださせるんだそう。そしてこの、麦の芽を集めて煮詰める。見た目は完全に草って感じだけど。
田舎の中学生の私たちにとっても初めてで、またもやワクワクだよ。調理室の金色の大鍋で煮詰めると、茶色くとろっと煮詰まった。
変なクセはない、優しい甘さだった。
不思議、不思議。だって、草の芽みたいなのからできたんだよ!
この水飴は、文化祭でも販売したの。農産加工クラブの売店は、たい焼きと、水飴。大人気で、大行列だった。楽しかったよー。大忙しでてんてこ舞いだったけど。
たい焼きは、またも池上先生がどこからか型を借りてきてくれて、粉を溶いて、あんこを入れて、クラブのみんなでわいわい作りました!たぶん試食もしたと思う(≧▽≦)