イナゴの佃煮(イナゴの捕獲から!)
秋の思い出は、イナゴの佃煮!
イナゴって、まあ、バッタの仲間だね。食べたこと、ありますか?この地域では珍しいものではないんだけど、さすがに中学生はあんまり食べないわ。モロ昆虫の姿だし・・・オトナの食べ物でしたねえ。
クラブ活動は、イナゴを採集する、専用の袋作りからスタート!
直径4~5センチの竹を15センチ位の長さに切った竹筒と、手ぬぐいを1枚用意。
手ぬぐいを2つ折りにして、周りを縫って袋の形にする。袋の口に竹筒を取り付けて、外れないようによく縛る。袋の口がすぼまって、そこから竹筒が飛び出してる感じ。これで採集袋は完成。
そして私たちは、採集袋を手に、学校の外に出て田んぼへ。田舎だからさ、学校の周りは田んぼばっかりよ。稲が実ってるし、広々してるし、天気がいいし、学校から出て遠足みたいだし!
あ、イナゴ取りは天気がいい日に行います。
イナゴ、いるいる。
捕まえる。竹筒の口から入れると、竹の内側のつるつるしたところを通って、イナゴは布袋のほうに落ちて、逃げられないの。よくできてる。ただの袋だったら、捕まえて入れるたんびに、袋の口を開けるからすでに捕まえたイナゴが飛び出して逃げちゃうよね。
イナゴさんたち、ごめんね。
集めたイナゴは一晩おくと袋の中でお亡くなりになって、フンも出るとのこと。
それから、調理。実はここからの行程がちょっと覚えてない。「イナゴの佃煮」を検索すると、ゆでる、揚げる、とか書いてあるのもあるんだけど、そう言うのじゃなくて、「干す」って聞いたような気がするんだけどなー。
覚えてるのは、また例の調理室の金色の大鍋で、砂糖と醤油で甘辛く佃煮してるところよ。
完成した佃煮は、希望者だけ試食して(みんなあまり希望しなかったと思う)、職員室に行っちゃった笑。先生方で分けたらしい。やっぱり、子供には不人気のオトナのおかずだったね~。
暮れにはしめ縄を作る。藁を手でなって、縄にする。先生はうまく太いしめ縄を作ってたけど、私ら生徒は無理だったなー。